
岡山県代表として、サッカー全国大会への出場が決まった岡山県作陽高等学校(津山市八出)の男子・女子サッカー部選手と野村雅之監督ら約70人が19日、サッカーとゆかりの深い熊野三山美作別宮 熊野神社(真庭市上河内)を訪れ、必勝を祈願した。
同神社は、日本サッカー協会のシンボルマークにも使われている3本足の「八咫烏(やたがらす)」を神様の使いとして崇めており、勝利に導く願いを込め、必勝祈願に訪れる参拝客も多い。
拝殿では須田誠宮司(86)が祝詞を奏上し、選手らが頭を深々と下げて必勝を祈願。選手の代表が玉串を奉奠した。祈願の後には、お札と八咫烏マークの入ったお守りが手渡された。
男子サッカー部は、第96回全国高等学校サッカー選手権大会 に3大会ぶり23回目の出場。1月2日に岩手県立遠野高等学校と対戦する。女子サッカー部は、第26回全日本高等学校女子サッカー選手権大会に10年連続10回目の出場。12月30日の群馬県前橋育英高等学校との初戦に臨む。
必勝祈願を終えた男子サッカー部主将の中西樹大さんは「大会で、しっかり結果を残したい」、女子サッカー部主将の3年・蓮輪真琴さんは「自分たちが積み上げてきたものを大切にして、全力で戦いたい」と抱負を語った。
同校は全国大会を決めた3年前にも、揃って同神社を参拝している。