
原木の市売りや山林売買、素材生産を行う真庭木材市売株式会社(真庭市富尾)は、今年4月、昭和35年4月の創立から60周年を迎えるのを記念し、真庭産ヒノキの木製卓上カレンダー(縦16p×横17p)を200個制作し、関係先に贈った。
両面にレーザー刻印した日付の棒7本を木枠の中に入れ、毎月並べ替えて使うオリジナルカレンダー。月の部分にはスギ板を使った。
4月6日に開催した創立記念市で、県内を中心に、愛知県や三重県、中四国の出荷者、買方のほか、株主に配布。山下薫社長(60)は「これまで時計や鏡、温度計などの既製品に名前を入れて贈っていたが、木製カレンダーは木の温もりを感じてもらうことができ、皆さんにとても喜んでもらっている。うるう年にも対応しており、何年でも使ってほしい」と話す。また、「新型コロナウイルス感染症の影響もあり、住宅部材の低迷で製品の売れ行きは良くないが、早く回復してほしい」と期待を込める。
同社は、県北を中心に県内外の国産のヒノキやスギの丸太を年間約8万㎥取り扱っており、山林や立木の売買に関しても、相談を受け付けている。