
乳幼児との接し方を高校生が学ぶ体験学習が、7月30日、勝山文化センター2階で行われ、勝山高校ビジネス科3年生39人が、人形を使って、抱き方やおむつ替えを体験した。

命の尊厳や性の大切さを考えてもらおうと、真庭市愛育委員会勝山支部、栄養改善協議会勝山支部、勝山高等学校、真庭市が主催。毎年、地域の乳幼児と高校生が直接ふれあうが、今年は、新型コロナウイルス感染症対策として、重さ約3sの人形を使って体験した。
高校生や愛育委員、栄養委員など約70人が参加。高校生は、愛育委員から抱き方やおむつ替え、服の着せ替え手順を教えてもらい挑戦。ゆっくりと抱きかかえたり、服を脱がせておむつを替えた。

また約10sの重りを付けたベストを着て、妊婦を体験するコーナーもあり、寝転んだり起き上がったりしながら、妊婦の動きにくさを実感した。

参加した男子(17)は「妊婦体験では、重りがずっしりしていて、歩きにくかった。階段などで見かけたら声を掛けたい」と話し、女子(18)は「親戚の子どもを抱っこしたことはあるが、今日の人形は首が据わってなかったので支えるのに気を使った。将来は、子どもの世話をするのが楽しみです」と話していた。
このほか、子育て中の保護者から体験談を聞いたり、赤ちゃんが食べる離乳食や脱水症状に効果がある経口補水液についても学んだ。