
趣味の模型づくりで交通安全に協力できればと、真庭交通警察協助員を務める小林利美さん(61)=真庭市福田=が、秋の交通安全県民運動に合わせて、9月23日、パトカーの模型2台を真庭警察署に寄贈した。
模型専門誌の作例制作を20年以上続ける小林さんは、これまでに車や飛行機、船、戦車の模型を100点以上制作。最近は、作った模型を知り合いなどにプレゼントしている。
パトカー制作では、1/24スケール(高さ8p×幅8・5p×長さ21p)の市販キットをベースに、パーツのズレを補正したり、本物に近くなるように質感を調整。外装品などを取り付け、下地処理や塗装、シール貼りなど、1台に約3週間をかけて、真庭警察署の車両とそっくりに作り上げた。
模型は専用ケースに入れ、「すべての座席でシートベルトを着用しましょう」「信号の無い横断歩道は歩行者優先 止まりましょう」といった、小林さんが独自に考えたスローガンと一緒に、署内受付に展示。真庭警察署の近藤龍明交通課長は「窓口に置いてあると、免許の更新などで警察署を訪れた人が必ず見るので、事故防止の啓発に役立ちます」と喜んでいた。小林さんは、2016年にも白バイの模型2台を同署に寄贈している。