2021年01月28日

【マイライフノート・自分の将来 前向きに考えて】

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真庭市医師会や岡山県看護協会真庭支部、真庭市、新庄村など9団体でつくる『真庭圏域ACP検討会』が、昨年3月に製作した「マイライフノート 〜これから先も自分らしく生きていくために〜」(カラーA4判14ページ)。今までの自分を振り返り、将来を前向きに思い描くためのツールとして無料配布しており、これまでに約5300冊が利用されている。

将来、意思決定能力が低下する場合に備えて、あらかじめ終末期を含めた今後の医療や介護などについて話し合うきっかけにしてほしいと、他の市で使われているものなどを参考に、2019年10月から半年ほど検討を重ね、一冊にまとめた。

前半部分には自分の情報を書き出すページを用意。幼少期や青春時代、仕事、結婚など、これまでを振り返る項目や、自分の性格や習慣、趣味や特技、性格、生きがい、好きな食べ物など、現在どのように毎日を過ごしているかを書き出す。また、自分が、これからやってみたい事や行ってみたい所、会いたい人などを書き出し、それが出来ればチェックマークを付けていく。

後半部分には、人生の中で必ず訪れる「もしもの時」に備える質問と選択肢が並ぶ。「介護が必要になったとき誰に介護して欲しいか(配偶者、子ども、孫、親族、ヘルパーなどの介護サービス)」「介護を受けたい場所はどこか(自宅、病院・施設、家族、親族の判断)」。また、医療への希望では「口から食事をすることが困難になった場合の処置」「終末期に過ごしたい場所」「病名や余命の宣告」「緩和ケア」「延命治療」などの希望を選ぶ。

自分と親族のつながりを示す家系図や、大切な人へのメッセージを書き込むページもある。
利用者からは「改めて書いてみると、若いときに出来なかったことや得意なところに気がついた」「行ってみたい所や会いたい人をまとめることなど、前向きに書くことができた」などの好評な意見が多い。

真庭市では使い方として「無理をせず必要な部分だけを記入し、内容は定期的に見直すことが大切。ノートがあること、ノートに書いてあることを誰かに知ってもらうようにして欲しい」とアドバイス。また「歳を重ねると共に病気などの不安も増えることが多くなる。突然の病気やけがで治療の選択を伝えられないこともあるので、このノートを利用して家族と事前に話してみて欲しい」と活用を呼びかけている。

真庭市と新庄村では、これまでセミナー会場や高齢者を対象にしたサロン、老人大学などで配布しており、希望者は各振興局で受け取るか、市のホームページからダウンロードできる。

問い合わせは、真庭市地域包括支援センター(42−1079)、新庄村役場住民福祉課(56−2646)まで。
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【交通安全に役立てて・市にカーブミラーや夜光たすき寄贈】

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地域貢献活動の一環として、JA晴れの国岡山とJA共済連は、1月19日、交通安全機器を真庭市へ寄贈した。
真庭市役所を訪れた、JA晴れの国岡山 真庭統括本部 岡田茂樹常務理事=写真左=が、太田昇真庭市長へ目録を手渡した。

寄贈はカーブミラー25基、カーブミラー支柱5基、交通安全雨傘467本、交通安全夜光たすき275本、反射材キーホルダー1092個。カーブミラーは老朽化したものの更新や要望箇所へ新規の設置、夜行たすきは新年度の小学1年生へ贈り、キーホルダーは子ども園へ配布される。
寄贈は1973年から毎年行われている。
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【コロナ禍の活動方法探る・愛育委員と栄養委員が研修会】

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新型コロナウイルス感染症について理解し、今後の活動にいかそうと、真庭保健所管内(真庭市、新庄村)の栄養改善協議会と愛育委員連合会は「令和2年度真庭版地域ですすめる健康支援事業研修会」を1月20日、勝山文化センターで開いた。

各支部の代表者ら約50人が出席。真庭保健所の西田典数所長が講師を務め「コロナ禍の今、地域でできることを考えよう!」と題して講演した。

西田所長は「新型コロナウイルスは、飛沫感染、接触感染、マイクロ飛沫などで感染しすることから、マスク着用等の新しい生活様式を続ける必要がある」と説明し、検査方法や陽性時の対処方法、治療、感染対策について解説した。

また「コロナ禍で室内にいる時間が長くなると運動不足や生活リズム、食生活が乱れることがある。普段から地域のつながりや対話、見守りが大切になる」と委員活動の大切さを訴えた。
各委員は今年度、新型コロナウイルス感染症の影響で従来通りの活動ができなくなり、活動を自粛したり、中止している。
今後も3密を避けての、検診や定期受診、予防接種を勧めることなどを確認した。
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