2021年06月30日

【白ネギ栽培方法学ぶ・真庭いきいき帰農塾】

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農業の担い手確保や地域農業の活性化を目的に、真庭市が毎年開催している「真庭いきいき帰農塾」。栽培ノウハウや土壌の管理方法、出荷時の注意点などを学ぶ事ができ、今年度は野菜、ぶどう、白ネギ、花きの4コースに延べ56人が受講している。

6月23日に実習先の森田隆昌さん(68)の畑(8e、真庭市富尾)で行われた、第2回白ネギコース講座には、塾生9人や真庭市農業振興課職員、真庭農業普及指導センター職員が参加。5年前から白ネギ栽培を行っている森田さんが、白ネギの根元に生えた雑草を除草する方法や、根元の白い部分を太陽光や害虫から守る「土寄せ」を管理機を使って実演した。

参加者も1・4m間隔で植えられた通路を、管理機を使い、土寄せを体験。肥料や除草剤についても説明を受けた。

参加した戸田典宏さん(54)=真庭市黒田=は「今年から10eで白ネギを栽培しているが、自分の分からない不安な点を的確に教えてもらい非常に助かった」と話していた。

白ネギコースは全5回の講座があり、11月には収穫や出荷についても学ぶ。

白ネギは軽量で作業しやすく単価が安定していることから栽培者が増えており、市内では、南部地域に「JA晴れの国岡山まにわ南部白ネギ生産組合」(52戸)、北部地域に「蒜山白ネギ部会協議会」(18戸)の2組織が、計12・4fで栽培。生産者の出荷作業の負担軽減などを目的に、2017年には白ネギ共同選果場(真庭市中島)も稼働した。

栽培地域の気候差を利用し、北部は8月下旬から11月にかけて、南部は10月から翌年2月にかけてリレー出荷する体制を整えている。
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【移住や定住の課題探る・真庭市議会総務常任委員会】

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真庭市議会総務常任委員会は、6月21日、市外から移住相談などを受け付ける「真庭市交流定住センター」の職員と、移住や定住に関する課題について意見交換を行った。

真庭市交流定住センターは、6年前から市民活動団体のサポートや交流事業の運営、空き家情報の提供、情報発信サイトの運営などを行っており、市の指定管理者「一般社団法人コミュニティデザイン」が運営している。

総務常任委員会の柴田正志委員長を含む委員7人を前に、コミュニティデザイン代表の松尾敏正さん、交流定住センター代表の池田恭子さん、空き家担当の甲田智之さんの3人が、取り組みを説明した。

松尾さんは「昨年は市外の移住希望者約130人から相談を受けた。移住者は空き家の購入よりも賃貸できる物件を探しているが、登録数が少なくマッチングが難しい。コロナの影響もあり現在はLINEやZOOMを使ったオンライン相談会を開催しているほか、真庭市に興味を持ってもらえるようにSNSを使って情報発信したり、ふるさと納税の取り組みに力を入れている」と報告。また「移住を増やすには、移住希望者に必要な情報を伝えたり、地域の人とをつなぐ世話人が必要。空き家を賃貸で提供してもらうことができれば移住者も増えると思う」と述べた。

議員からは「どんな人が移住を希望しているのか」「空き家を探す人はどんな条件の物件を求めているのか」「観光施設周辺で移住相談会を行ってみてはどうか」などの質問や意見が出された。

市議会では各種の課題について議論を深め、最終的に政策立案や政策提言へつなげようと、各団体と意見交換を行っている。
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2021年06月28日

【20周年記念合唱曲制作・エスパス合唱団 来年3月披露】

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設立から今年で20周年を迎える「エスパス合唱団」は、岡山県出身の作曲家・山中千佳子さん(38)=東京都在住=に制作を依頼し、ふるさと真庭をテーマにした合唱曲「ふれる、あいのうた」(5分40秒)を制作した。完成曲は、エスパス混声合唱団(44人)が今後練習を重ね、来年3月に行われる定期演奏会で披露する。

作曲家の山中さんとは2017年に行われた東京公演をきっかけに親交が深まり、20周年を迎えるのを機に立ち上げた実行委員会が、記念曲の制作を依頼した。

実行委は曲に込める思いを団員からアンケートで集めたり、オンライン会議で真庭の様子や要望を伝えた。
6月14日、山中さんと団員11人をオンラインで結び、完成曲を披露=写真。団員らが聴き入った。

合唱団の代表・鈴木英子さん(69)は「歌詞と音符がマッチして、すごく美しい曲が完成した。とてもありがたい」と感想を述べた。

小学2年から高校3年までの15人が所属するエスパス少年少女合唱団にも、愛唱歌の制作を依頼しており、近日中に完成予定。今後、市内のコーラスグループや小中高校などでも歌ってもらえるよう編曲した上で、練習用CDや楽譜の配布を計画している。
合唱団では月2回の練習日のほか、定期演奏会や第九演奏会、合唱コンクール等へ参加しているが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今年4月からの活動を中止していた。
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