2021年12月01日

【地域の特産「ヤシロモチ」・湯原 社地域振興協議会】

ヤシロモチ.jpg

真庭市湯原・社地域を流れる旭川の支流「社川」。その清流で栽培される餅米品種「ヤシロモチ」を使った丸餅の製造が、12月に入り、ひまわり館(真庭市下湯原)に隣接する加工施設で続いている。

生長が遅い晩生品種のヤシロモチは、他の品種に比べ刈り取りが約1ヶ月遅い。同地区では約50年前にヒメノモチに切り替えて一度は栽培をやめたが、地区の名前「やしろ」と餅米の名前が同じことから、特産品化をめざして3年前に再び栽培を始めた。現在は3軒の農家が約60eで栽培している。

今年は約2・7dを収穫。精米のほか、商品加工を担当する社地域振興協議会うまいもの部会が丸餅に加工。週1回の加工日に部会のメンバーが集まり、蒸した餅米を電動の杵つき機でついて、手で丸めている。

翌日には真空パック包装し、ひまわり館や健康の里(真庭市江川)、きらめきの里(真庭市中島)などの直売所に出荷している。

「ヤシロモチはヒメノモチにも負けない粘りがあり、甘くて美味しい。今後は栽培面積を更に40eほど増やしたい」と協議会の樋口基廣会長(71)。加工は来年2月頃まで続く。
posted by 真庭タイムス at 00:00| Comment(0) | 記事
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