生ごみ、し尿、浄化槽汚泥を混ぜ、メタン発酵させて作る肥料「バイオ液肥」の散布が、4月28日、真庭市山田地内の圃場で始まった。
市は2015年7月、微生物によるメタン発酵プラントを真庭市西河内に稼働させ、現在、年間約1500dを製造。農地への無料散布のほか、市内9か所に「バイオ液肥スタンド」を設置し、市民に無料で提供している。
散布初日は、市から委託を受けた真庭広域廃棄物リサイクル事業協同組合の職員が、液肥4dを積載した散布車に乗り、後部から液肥を撒きながら走行。土地所有者の西村良一さん(61)=山田=は、60アールにコシヒカリを栽培。「化学肥料に比べて同等か、それ以上の収穫量が見込める。散布の労力も軽減でき、コストも安くつくので今後も続けていきたい」と話していた。
今年度は、北房、落合、久世、勝山の10地区(71か所)、約18fに散布を行う。
ごみ処理費用に年間約7億円をかけている市は、赤野地区の市有地に年間8千トンを製造する「生ごみ等資源化施設」の稼働を2024年に予定しており、施設稼働後、ごみ焼却場の集約により年間約1・5億円、30年間で約45億円の経費削減を見込んでいる。
2020年04月28日
【バイオ液肥散布始まる・北房、落合、久世、勝山の10地区へ】
posted by 真庭タイムス at 00:00| Comment(0)
| 広告