
真庭高校久世校地(真庭市中島)では、11月5日、生物生産科の生徒が育てたタマネギ苗や花の販売が行われ、一般客が次々に買い求めた。
1年生が9月に種をまき、草抜きや肥料を加えるなどして育てたタマネギ苗6万本を用意。100本あたり450〜500円で販売した。
草花環境類型を専攻する2、3年生が約1年かけて育てた約1000鉢のシクラメン(1鉢500円〜)は、赤やピンク、白の花が見ごろを迎え、葉ボタンやビオラ、パンジーなども並んだ。
タマネギ苗を購入した今石秀夫さん(80)=真庭市田原=は「5年ほど前から毎年買いに来ている。600本買ったので自分の畑に植えて、収穫したら自宅で食べたり、知り合いにあげたい」、シクラメンの花を購入した宮田喜久子さん(72)=真庭市上水田=は「毎年、苗や花を買いに来ている。花を玄関に飾り正月を迎えたい」と話していた。
1年の清川幸聖君(16)は「たくさんのお客さんが来てくれて話しも出来たので楽しかった。家は農業や酪農をしているので、学んだことを今後に活かしたい」と話した。
同校は春にも野菜苗の販売をしており、販売を通じて地域と交流。11月13日㈯に行われる文化祭でも午前9時半から、同様の販売を予定している。