2021年10月29日

【みずみずしさと甘さ自慢・寒締め栽培の『蒜山こだわり大根』】

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通常の大根よりも2〜3度糖度が高くておいしい、蒜山地域特産の『蒜山こだわり大根』の出荷が、10月27日から始まった。8戸の農家が2・4fで栽培しており、11月中旬にかけて収穫が続く。
『こだわり大根』は大根が栄養分をしっかり吸収できるよう、畑には10e当たり2トン以上の堆肥を入れ、糖度の上がりやすい品種「冬自慢」を植える。

太陽の光を浴びて光合成した大根は、デンプンを作りながら生育し、霜が降りる頃から、寒さで凍らないようデンプンを糖に変える「寒締め」の特性を活かして、甘くみずみずしい、きめ細やかな大根になる。
苦みや辛みが少なく、梨のような触感が楽しめ、煮物などに最適という。

9月初旬に種まきした大根は、10月の好天に恵まれ順調に生育し、気温が5℃を下回った10月下旬には40pほどに成長。例年より5日ほど早い出荷を迎えた。今季約120dの出荷を予定している。

28日には蒜山三座を望む蒜山上長田の畑で、JA晴れの国岡山の担当者や生産者の代表が大根の初抜き式を開催。火山灰土壌の「黒ボク(黒ボコ)」と呼ばれる黒い土の畑から、ずっしりと重い大根を抜き取った。
直売所「きらめきの里」(真庭市中島)や県内のスーパーなどで販売される。

生産者の代表・JA晴れの国岡山大根部会協議会の井藤文仁部会長(62)は「今年もこだわり大根の季節がやってきた。土作りにこだわった、美味しい大根をおでんなどの煮込み料理で味わって欲しい」と話していた。
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【蒜山そばの収穫始まる・天候影響し昨年より2割減】

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「蒜山そば」の収穫が18日、蒜山下徳山の「徳山そば団地」で始まった。蒜山地域では、そば生産者グループ「ひるぜん蕎麦生産組合」の100軒が約55fで栽培しており、収穫時期を迎えた圃場では、管理する株式会社グリーンピア蒜山の作業員がコンバインを操作し、エンジンの音を響かせながら次々にそばを刈り取っている。
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4台のコンバインで収穫したそばの実は、トラックで近くの乾燥施設に運ばれ、半日から1日かけて水分率15%になるまで乾燥。籾摺りや石抜きなどの工程を経て袋詰され、検査を受けたものから出荷される。

今年は7月下旬まで好天に恵まれたが、8月の長雨により生育に影響が出ており、昨年より2割ほど少ない約30dの収穫量を見込んでいる。収穫は10月末頃まで続き、道の駅などで提供する。
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【コンビニ強盗想定し訓練・真庭警察署とローソン】

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コンビニエンスストアの強盗事件を想定した訓練が、10月20日、真庭市上市瀬のローソン落合インター店で行われ、犯人への対応方法や警察への通報手順などを確認した。

岡山県では今年8月と9月の深夜に、コンビニ強盗事件が発生しており、店の防犯意識を高め、事件発生時の適切な対応がとれるように、真庭警察署と同店が協力して実施した。

訓練には店の従業員と警察署員の計10人が参加。犯人役の警察官がナイフをもって入店し、レジで対応した店長の浅井圭子さん(49)に大声で「金を出せ」と要求した。

現金を奪った犯人は走って逃走。別の店員がすぐに110番通報し、数分後に駆けつけた警察官に、犯人の人相や着ていた服、持ち物、逃走方向などを伝えた。

訓練終了後、対応した浅井さんは「事前に訓練だと知っていたが、迫力があってとてもびっくりした。良い経験になったので、他のスタッフにも伝えたい」と話した。

訓練を見守った生活安全課の柴田尚行課長は「とても落ち着いて冷静に対応できていた。犯人は凶器をもっており、けがの無いように距離をとって対応するようにして欲しい」と講評を述べた。

店舗には計9台の監視カメラが稼働しており、防犯対策に力を入れている。
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